今更シン・ウルトラマン感想
先日、シン・ウルトラマンの感想をブログに書いてみてはという言葉をいただいた。
こういう時しかブログの更新をしないだろうということで、遅ればせ僕も映画についての感想を書いてみたいと思う。
とは言うものの公開から既に公開から一月が経とうとしているシン・ウルトラマン。
既に様々な感想が出尽くし、僕の感想なんぞその中の1つに過ぎないだろう。
ということで、出来るだけ「自分だけの感想」という物に比重を置き、これは色んな人が言っているだろうというものは省いて書いていこうと思う。
1.よくぞ詰め込んだ
ウルトラマンの1番の魅力とはなんだろう。僕は話のバリエーションの豊富さだと思う。
怪獣が出てくる回、宇宙人が出てくる回、科特隊がウルトラマンを助ける回、メッセージ性の強い回、救われない回、エンタメに徹する回、全39話の中で手を変え品を変え、実に様々な話が描かれる。
そしてこれらの話が1話完結の面白い話で終わらず、少しづつ繋がりを持って終盤に繋がるという、所謂縦軸の要素も兼ね備えている。
さて、シン・ウルトラマンではそこら辺が実に上手く再現されていた。
今作は5部構成とも言えるもので、5つの話は全て繋がっているのだが、しかし個々の話としても見れるように構成されている。
庵野秀明のシン・シリーズでは元となる作品のテーマを尊重し、そのテーマがさらに分かりやすくなるように再構成されている。シンエヴァンゲリオンでやっていたことはまごころを君にと同じだし、シンゴジラは非常に基本に忠実なゴジラであった。
そしてその作品を裏切らないという姿勢は、僕の好きな部分でもあり、今作でも遺憾なく発揮された。
時間的な制約があった中でよくぞ3体の怪獣と2体の宇宙人扱ってくれた。
本編を見る前はもっと本筋ガッツリで怪獣はダイジェストのように倒すと思っていたので、怪獣を倒すまでの過程を懇切丁寧に描いてくれ、いい意味で裏切ってくれたことに感謝しかない。
2.そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン
公開前から公開されていた言葉で、元のセリフの「地球人」と言う部分が「人間」に変わっていることについて、様々な議論がされていたように思う。
僕も何故なんだろうと思っていたが、本編を見て腑に落ちた。そういう人は多いんじゃなかろうか。
まず、「地球人」という呼び方は宇宙人目線な呼び方だと思う。
これを言っているゾフィーは宇宙人なのだし間違いはないのだが、それは今作のゾーフィも同じことである。なのに今作で「人間」という呼び方に変わったというのは、ウルトラマンとシン・ウルトラマンの性質の違いが出ているように思う。
地球人というのは、例えば宇宙にいる人(知的生物)の事を宇宙人と呼ぶように、地球にいる知的生物ということである。
対して人間というのは、当然我々人間のことを指す。
地球に住む生物としての地球人と、ホモサピエンスという一つの種を指しての人間、この絶妙なニュアンスの違いがシン・ウルトラマンの本題であると僕は思う。
思えば今作で狙われていたのはいつも人間であった。
危険な因子として、利用価値のある兵器として、「ホモサピエンス」がいつも標的だった。ゼットンによって地球抹消の危機に瀕するが、それも人間を抹消しようとしてのものだった。
地球と怪獣・宇宙人ではなく、もっと狭く、人間と怪獣・宇宙人の話だった。
これはウルトラマンと人間の関係に直結する。
人間よりも遥かに進んだ文明を持ち、遥かに長い寿命を持つウルトラマン。しかし人間と同じく命を持った生物だとウルトラマンは断言する。
今作では人間にとってのウルトラマン、そしてウルトラマンにとっての人間という両者の関係性が強調されていたように思う。
先程、シン・シリーズは原典とほぼ同じという事を言ったが、人間の命に向き合うというのはウルトラマンには無かった、正しくシン・ウルトラマンだけの要素であろう。
ウルトラマンは地球に住む知的生物ではなく、弱く儚い命を愛した。
だからこそ地球人ではなく人間でなければならなかったのだ。
3.ウルトラマンは死んだのか
今作で明確に答えが出ていない部分が1つある。
ウルトラマンと神永新二はどうなったのか、という部分だ。
ここはそれぞれの解釈で見てくださいという物だし、ここだけは僕も自分の考えを言わなければならない。
まず神永新二についてだが、僕は記憶は残ってるんじゃないかと思っている。
元のウルトラマンでは、ハヤタはウルトラマンと分離した後、全ての出来事を覚えていなかった。
ここも解釈の別れる所だと思うが、これは覚えていなかったのではなく、そもそも経験していなかった=1話以降のハヤタは全てウルトラマンだった、いうのが個人的な解釈だ。
これが最終回で明かされ、「ぞれじゃああの時のハヤタもこの時のハヤタもウルトラマン本人だったのか」と分かるオチが用意されていた。
対して、今作では早々と神永の正体がウルトラマンだと明かされる。神永の言動=ウルトラマンの言動ということが分かっているので、逆転のオチを用意する理由が無いのだ。
と、ここまでは作劇的な根拠を挙げたが、他にも理由はある。それはウルトラマンがどうなったかにも関係する。
僕は、ウルトラマンはあのまま死んだと思っている。
理由は単純で、ゾーフィが命を持ってきていないからだ。
それに、類のために命を懸けてゼットンに挑み、折角生き残った命を神永に挙げてほしいと言ったウルトラマンの覚悟にゾーフィは頷いた。
命にシビアに向き合った今作ならば、彼の命はやはり神永の物となったのだろうと思う。
ここからは妄想なのだが、その時、自分の記憶を神永に託したのではないだろうか。
USBを人類の希望として託したように、自分が共に戦った記憶を、人類の全てに期待して神永に託したのだと、僕はそう思いたい。
スパロボ30 参戦作品ガチ予想
1. はじめに
先日、スーパーロボット大戦30の年内発売が発表された。
その中で、
・超電磁ロボ コンバトラーV
・真ゲッターロボ 地球最後の日
の参戦が確定した。
スパロボの醍醐味の1つに参戦作品予想がある。
通常ほぼ無から予想することになり予想と言うより願望に近いものになるのだが、今回はヒントとしてこれらの7作品が与えられたので、比較的質のいい予想が出来るのではないだろうか。
また参戦作品を隠して発売することだけを発表するのは珍しく、そういう事情もあって普段予想なんてやらないであろう人達も予想しているのがかなり散見された。
今回、僕もそれに便乗し参戦作品予想をやっていきたいと思う。
もう一度言うがこれは予想と言いつつ自分の願望を押し付けるものではなく、あくまで予想に徹したものである。こんなクロスしそう~みたいな話は一切ない。自分を殺して作った予想、良ければ見てください。
2. 予想のルール
予想と一口に言っても、例えばコンVいるからボルテス出るだろうというのと、可能性だけならトランスフォーマーもあるっしょwとういのは全く違う。この世界の神羅万象の作品が可能性だけならありえるが、そんなものは予想とは言わない。
今回の出来るだけきちんとした根拠とともに予想をしたいと思う。
また、寺田Pの発言から参戦作品を決めてからストーリーが決められていることが明らかになっている。そこで今回の予想では作品間の整合性は切り捨てることとする。(例えばガオガイガーFINALが出ているからこんな感じの話になるはず。それと相性の良い○○も参戦しそう、という考えは捨てる)
もう一度言うが、今回は願望ではなくガチで当てに言っている。そこら辺を理解した上で見ていただきたい。
3. 参戦作品予想
まずは参戦予想。
これまでの寺田Pの発言から「ダイナミック作品が多いから豪ちゃんにロゴを描いてもらった訳ではない」「タイトルは30だけど30作品ではない」「DDとの差別化を考えている」「最近終完結した作品は時間的に無理」というのが明らかになっているので、その辺を考慮している。
また直近のVTXを基準に考えて、
・参戦作品は25作品程度、作製時間を設けたことから最大で30作品くらいを想定
・ガンダムは毎回全体の1/3程度を占めていることから8~10作品
・新規アニメーションは平均で8作品で、記念作と言うことで多く見積もっても1.5倍で12作品程度
・スパロボ御三家以外で使い回される作品は5作くらい
という基準を設けた。
以上を出来るだけ考慮し、選考した予想が以下のものになる。
☆は新規参戦。●は機体のみ参戦。赤字は新規アニメーション。(第三次Z、VTXを通して出ていない作品)
・マジンガーZ /INFINITY
・●真マジンガーZERO 死闘!暗黒大将軍
・真ゲッターロボ 地球最後の日
・☆ゲッターロボアーク(原作漫画版)
・●機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
・トップをねらえ!2
・New Story of Aura Batller DUNBINE
・超電磁ロボ コンバトラーV
・☆SSSS.GRIDMAN
・☆バビル2世
全29作品、新規アニメーション13作品、新規参戦5作品となっている。
次は各作品の詳細な理由を話していく。
3.1 参戦作品の考察(復活参戦作品)
まずは既に参戦したことのある作品から、スパロボ30において復活参戦する作品を予想をしていく。
マジンガーZERO 死闘!暗黒大将軍
ZEROとINFINITYの究極の戦い。30周年に相応しいクロスオーバーではないだろうか。これは正直願望込みかもしれない。外れるならここかな。
色んな人の参戦予想で見かけたが、僕も当確だと思っている。
現時点でガンダム最新作で、上で挙げた逆シャアの後という条件とも合致している。一応スパクロに出たことがあるため既存組だが、製品版は初のため実質初参戦と言っても過言ではない。出ない理由を探す方が難しい作品であろう。
SEEDなのかDESTINYなのか分からないが、どちらかは当確だと思っている。根拠としては、来年からガンダムSEED放映20周年を記念して「GANDUM SEED PROJECT ignited」が始まることだ。
新作映画、新作ゲーム、MSVの新企画が告知されており、バンダイとしてもSEEDシリーズは是非とも押していきたいだろう。優先順位としては戦闘アニメが存在するDESTINYの優先度が高いと個人的には思っている。
(劇場版 機動戦士ガンダム00 A wakening of the Traiblazer)
10周年を迎え水島監督から新作ありますよと告知された。要するに根拠はSEEDと同じ。
まあ宣伝目的じゃなくてもSEEDと00は人気作なので宣伝とか関係なく普通に出る可能性が高いか。25周年記念のスパロボVとあまりにもメンツが被っている、SEEDと違ってまだ公式が完全に動き出している訳ではないのがネックか。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
特に言うことはない。Zと逆シャアとNTがでるならこいつらも出るでしょ(適当)。
出る理由は薄いが出ない理由は無いに等しいのでほぼ当確。ただし後でも述べるがガンダムは枠がキツキツなのでZZとべルチルはカットも考えられる。
現在劇場版が展開中の2作。アニメーションも使い回しが効くので、宣伝も兼ねて参戦の可能性は高い。
なのだが、ここまでほぼ当確と言ってきたガンダム作品は締めて7作。スパロボVのガンダム作品が10作、XとTがそれぞれ8作参戦していることからこの辺がラインだと思われるので、両方参戦は微妙化もしれない。
どちらかを選ばなければいけなくなった場合、どちらが30周年記念作に相応しいかという問題になるが、個人的には最新の富野作品であるGレコに軍配が上がると考えている。出来はともかくとして、最新の富野というのは映画放映中という補正を抜きにしても格は十分だろう。
一応最新のテレビシリーズということでここで話しておくが、僕は無いと思っています。根拠としてはスパロボDDの新規参戦枠ということだ。
元来のスパロボなら別の作品の新規参戦がなんだという感じだが、DDの場合は過去のスパロボではなく現在展開中のスパロボだ。そのためDDの一番の目玉である新規参戦枠に被せてくることはないんじゃないかと予想している。
また、全く同じ理由でDDの新規参戦枠は以後出ない物として扱う。
(∀ガンダム)
VTX三部作は第三次Zからのアニメーションの使い回しが非常に多かったが、まだ使い回されていないガンダムがこの2作だ。
ガンダムXは今年で25周年であり、どちらかと言えばこちらの方が可能性が高そう。
なのだが、如何せん枠がキツキツであり、Xも∀を主人公機しか出ていないことから流用と言うより殆ど新規枠という感じになるだろう。そのため今回は見送りと言う形にしている。
New Story of Aura Batller DUNBINE
アニメーション流用枠。ここら辺は正直全く読めないのだが、ガンソはギアスとのクロス、ダンバインは黒騎士ユニット化という目玉を残しているためこの3作はかなり可能性が高いと思う。後は第三次Z及びVTXを通して比較的参戦が少ないものが選ばれそうというくらいしか考えようがない。Tで新規アニメを作ったトップ及びそれと絡めたいトップ2、新規参戦でバビル2世が来ると予想していることからゴッドマーズを選んだが、ここら辺は外れているだろうなと思いつつとりあえず入れましたという感じだ。
今回のスパロボは記念作と言うことで幅広い世代に向けたものになるのではないかと思っている。そこでαシリーズの長浜系、ウィンキーのエルガイムゴーショーグンダンクーガという感じで復活させるのではないかと思っている。正直この中の何が出てもおかしくないが、最近プラモが販売、声優のRTがあったエルガイムが頭1つ抜けたかなという印象だ。
合体技要因。ここ10年くらいはコンVが出るならボルテスもという感じだった。またPVからコンVの居るだけ参戦がほぼ確定なので、出ない場合、合体技も原作再現もないコンVって何?となるので流石に出るだろう。
長浜というより神谷明枠。僕はここで神谷明の復活が来るとと予想している。氏は20221年5月19日に「本日の収録もあれこれ楽しんでいるうちに無事終了。皆様にも相当喜んでいただける確信があります。情報解禁までしばらくお待ちください。」というツイートを残した。この後、これに該当する情報解禁が無かったので、僕はこれをスパロボ参戦と勝手に確信している。
神谷明枠の作品は
・ライディーン
・ゲッターロボ
・ガイキング
・ダイモス
・ダンガイオー
・マクロス
この辺だと思うが、真ゲと被るゲッター、版権問題が最近解決したばかりのマクロスが除外として、優先順位としては長浜系で合わせられるのでダイモス、超合金100体目が出るガイキングかなという感じ。ただガイキングは東映に版権問題があるという噂が根強い(αの頃から公式アンソロジー漫画に出せなかったらしい)のと、神谷明を出せるのにガイキングなんかを優先するか?ということでダイモス予想。今回は枠的に1個くらいだろうなと思ってダイモスにしたが、他が出ない理由は全くないので普通に出てくる可能性は全然ある。
ガオガイガーFINALが出るということで。いつかはガオガイガーとのクロスをやると思っていたのでいいタイミングではないだろうか。
3.2 参戦作品の考察(新規参戦作品)
まずは既に参戦したことのある作品から、スパロボ30において復活参戦する作品を予想をしていく。
だいたいベターマンと同じ。これを出すつもりとかじゃなければわざわざガガガFINALなんて出さないと思うのだがどうだろうか。
勇者枠、なんてものがあるか分からないが、次に出る勇者はこれだと考えている。
根拠としては
1 勇者ロボの完全新規、かつ次に出るなら妥当な線
2 今年で30周年、スパロボもひとつくらいそういう作品入れたいでしょ
という感じだ。
版権的に出せたガガガ、人気のマイトガイン、初代のエクスカイザーがこれまで出てきたが、次に出るとしても全然おかしくないだろう。これに30周年効果で結構可能性が都会と思っている。
SSSS.GRIDMAN
あ近年のスパロボに出れそうなアニメの中で、最も話題になった作品と言っても一切過言はないだろう。世界観は考えから切り捨てているので出れない理由が一切ない。スパロボサイドも近年の作品を1つくらいは入れたいと思っていると思うし、間違いなく今作の目玉になる作品だと思っている。
ゲッターロボアーク
サプライズ枠その1。今年7月からアニメが放映開始されるが、ストーリーや機体は原作でもう揃っている。原作があるためアニメっぽいキャラデザや声優さえ決まっていれば余裕で参戦が出来る。ダイナミックプロとスパロボの参戦なら製作段階から関わり、声優やキャラデザを共有させることは容易ではないだろうか。7月のアニメに合わせて発表したら衝撃も凄いだろう。これは大真面目に予想している。
バビル2世
バビル2世としたが正直全く分かっていない。サプライズ枠である。
主人公が神谷明、横山作品ということでこの作品にしたが、とにかくなんでも良いから驚かせる枠。これは多分予想しても当たらないとんでもないものが来るのではないかと思っている。衝撃としてはVの時のヤマトとか、そんなが来るといいなと思っている。
3.2 参戦作品の考察(予想漏れ作品)
最後に漏れてしまった作品を数作、適当に話していきたいと思う。
戦艦枠
多分突っ込まれるだろう個所から潰す。これに関しては言いたいことがある。まずヤマトを始めとした、所謂戦艦枠は戦艦だから出れたわけではない。というかまずタイトルを見てほしい。スーパーロボット大戦である。ロボットアニメが出るゲームなのだ。何がそうして戦艦なんて出さなきゃいけないのか。普通戦艦アニメなんて出れないのだ。ヤマトはヤマトだから出れたし、それはナディアもハーロックも同じだ。戦艦だけどこういつらクラスなら出ていいよという特例だ。戦艦"だから"出れるなんて本末転倒も良いところだろう。そんなわざわざ無理してでも出さなくてはいけないという枠ではないと思うので割愛。
FSS系列。サプライズ枠として衝撃も格も滅茶苦茶ある。近年だと広井王子作品のサクラ大戦やワタルが出ているので可能性はある。個人的には永野みたいな人間が簡単に変わるだろうかと思うので外した。出る理由を探すとしたらエルガイムが出る(予定)、SD嫌いな永野のために全体的にSD頭身にしているためコンバトラーもPVのようなリアル頭身とかそんな感じだろうか。
スパクロから枠。エクスカイザーはガガガと最初と最後の勇者というクロス、スタドラはDDでゼーガが参戦したようにスパクロ初期新規参戦メンツの本格参戦、マジェプリは映画と両参戦と言う弾がまだ残っていることから候補に挙げたが、如何せん枠がキツいのとどれもアニメーションの負荷が非常に大きいと思われるため今回はスルー。スパクロ出身の実質新規枠は出てほしい作品が多すぎるので次以降のスパロボでもどんどんお願いします。
ULTRAMAN(漫画)
知人にこれ噂あるよねと言われたので。ULTRAMANは一応候補ではあるので、多分入れ替えるとしたらバビル2世のサプライズ枠。Sグリは正直確定だと思っているので円谷から2作も出すかと言うことで最終選考からは外した。
スパロボVTXではユーザー要望がかなり反映されているらしい。Gガンダムやガオガイガーなど確かにそれっぽい。当然だが僕にはスパロボアンケートを見る力などない。そこで「スパロボ30予想」的な動画、ツイートに張り付き、ひたすらに参戦希望作品を集計した。その結果多かったのがこの2作品だ。MXの影響力たるやという感じだが、とんでもないインパクトを残した2作品なのでまあそうかもと思わなくもない。
ちなみに僕としては全く出てほしいと思っていない。
ただそれを抜きにしても何度も言うが枠がきついこと、ユーザー要望枠ってエルガイムで満たせてるんじゃね?ということで切ることにした。
どっちか出すとしたら最近露出の多いゼオライマーだろう。
この他に様々な作品を、ああでもないこうでもないと考えた。
もしなんでこれは出ているのか、逆になんでこれは出ていないんだみたいなものがあればTwitterのリプやDM、このブログのコメントでもなんでも聞いてくれれば全て答えようと思います。
それでは、7月11日を楽しみに待ちましょう。
スパロボ30周年で新規参戦しそうな、絶対に出てほしくない作品6選
2021年4月20日、スーパーロボット大戦シリーズが30周年を迎えた。
2021年4月23日、生スパロボチャンネルにて「鋼の超感謝祭2021」の開催が発表された。
2021年7月11日、恐らく鋼の超感謝祭2021にてスパロボ30周年記念作が発表されるであろう。
この30年で様々なロボットアニメやロボットアニメではないものが参戦してきた。
さて、僕はロボットアニメが好きだ。
スパロボというゲームが好きな9割9分はこれが理由である。
スパロボにまだ出たことがないロボットアニメのクロスオーバーや精神コマンド、銭湯アニメを考えたのは1度や2度ではない。
スパロボの新規参戦
スパロボ新作のビックイベントであり、新作スパロボの1つ目の山場と言っても過言でないだろう。
当然、30周年記念作でも豪華な新規参戦が期待される。
逆に、こいつだけは出てほしくないという作品もある。
その作品が嫌いだから、スパロボに合ってないから、理由は様々だ。
今回は格や名前だけは30周年に相応しく参戦候補ではあるが、絶対に出てほしくない作品を言っていく。
1.GODZILLA 怪獣惑星 / 決戦起動要塞都市 / 星を喰う者
シリーズ30周年記念作に相応しい作品とは何か。
真っ先に考え付くのは、同じく大きなシリーズから選ぶことだろう。
それもガンダムや勇者などとは違う、ロボットアニメではないシリーズから出すのが望ましい。
映画GODZILLA(以下アニゴジ)は見事その条件を満たす作品だ。
あのゴジラシリーズで格は十分。アニメのため特撮の壁は無い。主人公の乗る人型rボットもある。
出す条件だけは完全に満たしている。出す条件だけは。
しかしながら問題が1つだけある。
これがアニゴジだということだ。
仮にゴジラを完璧に出せるとして、出せるのはあのアニゴジなのである。
「ゴジラ史上最低の駄作」という名を欲しいままにするあのアニゴジである。
ゴジラを合法的に出せるのは確かに嬉しいだろう。だとしても出せるのはアニゴジだ。
ゴジラではなくアニゴジなのだ。本当にそれが嬉しいのか?
ちなみに僕は全く嬉しくない。
スパロボでアニゴジの話なんかやりたくないしヴァルチャーってロボットしょぼいしから使いたくないしゴジラが動く的どころか動かない的だしスパロボに出て面白くなる要素が1つも見当たらない。
これが杞憂に終わることを願うばかりである。
2.ダーリン・イン・ザ・フランキス
出てほしくない理由がアニゴジと同じでこんなのの話をスパロボでやりたくない。
近年のクソロボットアニメってクソだから出る可能性すらないんだけど、こいつは人気があってしまうため残念ながら出る可能性があってしまう。
というか本当に売上良いのかこれ?その前にこれ見てた奴いたんだって感じだったんだけど。
だったら後半のグレンラガンの丸パクリはもっと言われてるべきだろ。
一番笑ったシーンなのに話せる人いなくて悲しいよ。
3.ナイツ&マジック
新規参戦作品は基本的に優遇される。
ストーリーの中核となり他の作品がクロスしながらそれを支える形となる。
恐らくナイツマが参戦したら異世界系の作品の中心になるだろう。
まずなろう版ダンバインの時点でキモいが、他の作品がこんなのに巻き込まれてヨイショ要因になったら俺は耐えられない。
ごめん特に書くことなくなった。
ここに書く作品全てにおいてこんなのをスパロボでやりたくないってのが共通だからどんどん書くことがなくなる。
外伝.銀河英雄伝説 Die Neue These
30年もシリーズを続けると出ていないロボットアニメも少なくなる。
そのため近年のスパロボでは間口を広げる目的でロボットアニメ以外の作品を新規参戦作品として出すことが多い。
特に近年は戦艦枠が毎回出ている。当然ただ戦艦が出るだけの作品ではダメで、それなりの格がないといけない。
銀河英雄伝説は次の戦艦枠の第一候補だろう。
さて、今まで散々叩いてきたがこの作品に関しては全く悪い印象はない。
この作品が出てほしくない理由は、絶対に忖度枠として大優遇されると思ってるからだ
スパロボVのヤマト、スパロボXのワタル、スパロボには優遇枠というものがある。
せっかく出た超大作の新規参戦なので、優遇してしまうのが人情というものだろう。
しかしこれはスパロボなのだ。
様々な作品が絡み合うクロスオーバーこそスーパーロボット大戦の醍醐味だ。
ただ、スパロボでの扱い(妄想)が嫌なだけなので、実際出ても面白ければ手のひら返す準備はできてます。
4.ULTRAMAN
戦艦枠以外でも、最近の敷居は低い。
ゴジラが出るならウルトラマンもという感じでこいつが出る可能性は十分ある。こいつらウルトラマンでも何でもないけど。
しかも作者はスパロボとズブで知られる清水・下口だ。
いやロボットじゃねえじゃんという言い訳も通用しなくなった今、もはや出れない可能性を探す方が難しい。
どうにかネガキャンをして、参戦させたら損と言う認識をバンダイに作らせるしかないだろう。
5.蒼穹のファフナー EXODUS
ゴミ。劇場版機動戦艦ナデシコ、エウレカセブンAOと並ぶクソ続編の代名詞である。
ロボットアニメに限らず続編はゴミになる傾向が多い。
続編になるほど人気だからとりあえずやったはいいものの同じことをやるわけにはいかず自滅、そもそも綺麗に終わったものを掘り起こした時点で罪とか色々理由は考えられる。
共通しているのは、名作である1作目を超えることなどできないということ。
1作目が面白ければ面白いほど、続編は忌子として生まれ、死ぬことを祝福される。
詳しい理由は知らないが終わった名作を掘り返し、そして死んだ。
そして蒼穹のファフナー。
ロボットアニメどころか日本アニメ史に残る大傑作である。
考えるまでもなく、続編など作っても本編の完全劣化版になることは誰の目にも明らかだ。
しかしファフナーは奇跡を起こした。
本編の正当続編「劇場版 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH」は完璧な蛇足としか形容しようのない、本編を見た人に向けたご褒美のような作品だった。
日本史上最高傑作蒼穹のファフナーを作ったスタッフにとっては、「完璧な蛇足」すら作り上げてしまうのだ。
しかし、奇跡は2度とは起こらない。
あるいは自分達ならできると驕りがあったかもしれない。
悪質なファン(通称島民)の声を聴きすぎたのかもしれない。
1話は正直泣いてしまった。僕が10年歳を取ったように、10年歳を取った彼らがそこにいた。
暉が一騎の店でバイトをして2人で話している。咲良が学校の先生になり、同じく先生になった剣司に呼び掛けている。カノンが新しい子供たちの教官になっている。変わったものの中で、一騎と総士と真矢の関係は変わらない。
僕の見たかったファフナーがそこにはあった。
だが、この後待ち受ける本当の地獄を僕らはまだ知らなかった
僕の好きなファフナーはそこには無かった。
意味などなくエモいから死ぬキャラ達、そんなキャラ達が死んで感動するようなファン(島民)、残されたものは祝福ではなく絶望だった。
ファフナーの死に無意味だったことなど1つもない。エモいら死ぬなど言語道断だ。
これがかつて伝説となった作品のなれの果てである。
何より問題なのはそもそもつまらないということだ。
ファフナーじゃなかったら、ということを何度も考えたことがある。
だがその度に思う。キャラを殺して感動させようとする話が面白いのか。
EXODUSは劣化ファフナーにすらなれない、作画が良いだけのゴミだ。
ファフナーである意味がなく、ファフナーで無かったとしても意味がない。それがEXODUSという作品の全てだ。
蒼穹のファフナーは売り上げもよく格も申し分ないため、スパロボ30周年記念に相応しいのは間違いないだろう。
あのスパクロですら触れられなかった格式の高さだ。
だがそれだけだ。EXODUSにあるのは初代で打ち立てたブランド力だけだ。
その部分を、スパロボには今一度考えてもらいたい。
『怪獣は何故現れるのか』が嫌いな理由
最近、配信でウルトラマンマックス第29話『怪獣は何故現れるのか』見返したので感想を書きます。
タイトル通り僕はこの回が嫌いです。
最初に言っておくと、これから滅茶苦茶叩きますがご意見・ご感想を受け付ける気は一切ございません。あんなのを擁護する人間は人間とすら思っていないので聞くだけ時間の無駄だと思っています。
嫌なら書くなって意見もあるでしょう。マジでしょうもない回だと思ってるし俺も本当なら書きたくなんてないんだけど、質問箱とかリプで余りにも何でですか?って聞かれてそウザいので書きます。
①あの3人出してやるの、これ?w
色々言いたいことはあるけどこれが全て。ここだけ読んでくれたら後は読まなくていい。あの3人を出してやるのがこれですか?
ゲストの佐原健二さん、西城康彦さん、桜井浩子さんといえば知らない人は居ないと思うがウルトラQのメインキャストの3人である。ニュージェネウルトラ俳優みたいな呼べば来るような若くて暇な人達とは違って、当時もかなりご高齢だったので正直これが映像作品で3人揃う最後のチャンスっだったと思う。従ってこの回は実質ウルトラQのオマージュ回になる"はずだった"。
だからこそ、ガチのレジェンドキャストを出して蓋を開けたら「過去作は劇中劇です」は正気を疑った。佐原健二さんのことは大好きだけど、佐原健二役で出る佐原健二さんを見たい人なんてこの世界で小中千昭しか居ないだろ。俺がウルトラQが好きとかメタネタが嫌いとか、そういう話を置いといたとしてもキャストにもファンにも不誠実と言わざるを得ない。職業がSF作家だったりレストランで働いていたりクソ適当なオマージュをしていることだけは伝わるが、それは淳ちゃんや一平君で見たかったし、彼らの設定のはずなのでそれも酒落臭く感じてしまう。僕はQが大好きなので当然嫌いだし、「Qは好きだしこの回も好きだけどな~」みたいな人間はQのこと好きじゃないので二度と自称するのはやめてください。
過去作のキャストが登場した回を叩くと「出てくれたからありがとうだろ理論」を持ち出す奴が昔からいる。俺はこの理論がクソより嫌いだ。リスペクトが一切感じられない回を叩くことがどうしてキャストを叩いていることになるのか全く理解できない。寧ろキャストを叩き棒にして批判勢を攻撃するゴミみたいな奴らより俺の方がキャストに寄り添っている意見だろう。
『怪獣は何故現れるのか』は大嫌いだが佐原さん達のことは大好きだし、寧ろ出てくれたのにこんな扱い・あんな話で申し訳ないとすら思う。「出てくれてありがとう」より先に「こんなのに出してごめんなさい」だろ。悪いことしたら謝れって親から教わらなかったのか?僕が全ウルトラQファンを代表して謝らせていただきます。
本当に申し訳ありませんでした。
②出てくる怪獣、これ?w
残念ながら酷いのはメタ要素だけではなく、怪獣もまあ酷い。
今回登場する怪獣の名は「牛鬼怪獣ゲロンガ」。
元々はパゴスを出す予定だったがパゴス→ネロンガ→ゲロンガという変遷を得て決まったらしい。で、まず言いたいのがゲロンガって誰。バラゴンボディだからパゴスをネロンガにしましたって部分から全く意味が分からないんだけど、更にそこからネロンガになったのは本当に謎。普通にネロンガで良いだろ。まあ理由はわからんでもない。ゲロンガって名前が似た没怪獣がいるから、そういうイキりを優先してしまったんだろう。
ただ残念ながら本質はそこではない。正直出てくるのがネロンガだろうがゲロンガだろうがどっちでも良い。何故ならどっちだろうが納得できないから。この話で一番恐ろしいのは、この回に本当はパゴスを出そうとしていたことだ。怪獣が選ばれたのが先か、脚本原案が出来上がったのが先か、それは分からない。だがもし今回のような話が先に出来上がっていて、そこにパゴスを出そうとしていたとすれば余りにも浅はかと言う他ない。
上述した通りこの世界でウルトラQは劇中劇だ。怪獣なんていなかったはずなのに実は本当にいたってネタをやりたかったんだろう。僕はガンジーなのでクソつまらないこの話への怒りを5億歩譲って一旦抑えるとするが、だとしても「ウルトラQは嘘でした、でもパゴスは本当にいました」なんて話は完全に破綻している。もしかしたらそういう配慮で没怪獣のゲロンガにしたのかもしれないが、そんな配慮が出来るならそもそもこんな回を作らないので違うだろう。
件のゲロンガの扱いも同情を禁じ得ない。
こいつは無様にも涙を流して倒されずにどこかに連れていかれる。怪獣の自覚ありますか?俺が怪獣なら街を一通りぶっ壊しまわった後にマクシウムカノンに喜んでこの身を差し出そう。破壊と破滅こそが怪獣の本懐だ。もしかしたらゲロンガ君もそれを望んでいたかもしれない。それが果たされなかったのは、偏に円谷に蔓延した「Qっぽさ」みたいなもののせいだろう。
最近ウルトラマンタイガでもパゴスで全く同じことがあった。パゴスはQには珍しい爆発して倒される怪獣なので、パゴスとパゴスを基にしたゲロンガが泣いて爆発しないのは解釈違いも甚だしい。これは考察なのだが、円谷は何者かに「Qの怪獣は爆発しない」「ウルトラマンと戦うと痛くて泣く」などと思い込む認識阻害の呪いがかけられ、残念ながら10年以上解けていなかったのだろう。もしこれが呪いの力でなければ円谷全員障害者ということになるので、俺は人の善性を信じる。死ね。
③メタ
上でチラッと行ったけど俺はそもそもメタが嫌いだ。だからこの回への怒りは200%なのだが、マハートマーの精神でメタが嫌いな自分の心を抑え、とりあえず100%の怒りで話そうと思う。
まず何が気に入らないって佐原さん達とパゴスオマージュ怪獣を出してQっぽくないといけない話をメタにしたという事実。円谷は、Qの怪獣は爆発しないしQならメタをしてもいいと思ってるらしい。円谷に呪いをかけた人間がいるのであれば僕に人を呪い殺す方法を教えてほしい。死ね
メタが嫌いな俺にも好きなメタはある。『仮面ライダー龍騎』は逆説をもって仮面ライダーの正義を証明した。『コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~』は空想を嗤う者に巍然として対抗した。メタは作者の思想を垂れ流す非常にくだらない行為だが、垂れ流す思想が面白ければ俺は許す。
それで肝心な今回の話のメタの内容だが「人々が望んだから怪獣が生まれた」というもの。なんとここまで人類の平和が脅かされていたのは人類自身のせいだった。第1話からナレーションで「空想の産物であった怪獣が世界各地で確認されるようになった」とちゃんと言っているので、エモすぎる伏線回収だ。アレ比喩表現じゃなかったの草。ダンバインのパクリ。
結局ここまでマックスで描かれてきた人類の文明批判って思想をもっと強めたようなものなので臭過ぎる。というか終末論()が流行った時ならともかく2006年にこの思想で恥ずかしくないのかな。前作のウルトラマンネクサスでは人が絶望だけでなく希望を抱いていたし、10年前のウルトラマンティガ第49話『ウルトラの星』でもみんなに望まれたからウルトラマンが生まれたというこの手のメタの答えを出している。
マックスもせめて人々が望んだのは怪獣だけでなかったみたいな感じだったら良かった。俺は怪獣を望んだ者なので代表して言わせてもらうが、俺が夢想するのは街を破壊し森を燃やして回る怪獣だけでなくそれを対処するヒーローの存在だ。そしてこれは決して怪獣をヒーローの噛ませにするということではない。無論逆でもない。人類文明を超越して大暴れする怪獣、叡智を結集して立ち向かう人類、そしてついに討伐される怪獣。どちらが欠けても成り立たない。怪獣の死をもって完成するこの図式こそが"怪獣を望む者"の夢だ。怪獣だけを望むなんてあり得ない。
怪獣が泣くし爆発もしない、何より万城目淳というヒーローを欠いたこの回は、怪獣を望んだ人々というクソつまらんネタすら満足に描けなかった最低の回だ。
最後に、ここまで見てくれた人がいるか分からないが伝えたいことがある。
最近「白黒だったQに虹がかかり七色になった」みたいなやつを見た。
まるでウルトラQに"色がない"ような書き方だが、これは完全に誤りだ。
何故なら、空想の心を忘れなければウルトラQはいつだって色鮮やかなのだから。
「ウルトラマン」最終回に思うこと
最近、初代ウルトラマンの最終回を見る機会があったので思ったことを書きます。
ウルトラマン最終回といえばもはや語る必要もないほど有名です。
そのゼットンを人間の手で倒し、
人間の手で平和を掴み取る。
もちろん最終回で急に負けたとか、ずっと無敵だったわけではありません。
「小さな英雄」では、今までウルトラマンだけで勝ってきたわけではなく何度も助けられ、科特隊が倒した怪獣も沢山いると言及されます。
「宇宙船救助命令」ではスペシウム光線も八つ裂き光輪も効かない怪獣キーラが現れる。
最終回でウルトラマンが敗れ、科特隊が勝利する伏線は十分に貼られていたと言えます。
さて、初代で既に
「平和とは与えられるものでなく、人間の手で掴み取らなければならない」
と結論を出したウルトラマンですが、久しぶりに最終回を見た感想は少し違うものでした。
まず思ったのは、ゼットンを倒すのにペンシル爆弾というポッと出の兵器で勝つのはどうなの?ということです。
そもそもウルトラマンは、少なくとも最終回では、理詰めの展開でした。
隊員達がいくら応援しても、ウルトラマンを圧倒するゼットンに為すすべなくやられてしまいます。
みんなに応援されたから限界を超える力を出す奇跡なんてものはありません。
ただこれは悪いことではなく、奇跡に頼らず人の実力でウルトラマンをを倒す、ということに繋がる必要な描写です。
そして理詰めで言えば、マルス133を始めとする今までの兵器では間違いなく倒せなかったため、「ゼットンを倒せる新兵器」の登場はなんら間違っていません。
間違ってはいませんが、僕が最近ヒーロー観を強く持っていることもあり、前に見た時より物足りなかったのは事実です。
それとは逆に、前に見た時よりグッとくるシーンもありました。
ゾフィーとの会話シーンです。
ゾフィーは「もう充分人のために戦った。一緒に帰ろう」と呼びかけますが、ウルトラマンは「ハヤタを死なせたくないし、地球が好きになった」と拒みます。
先ほども言った通り、ウルトラマンの技が通用しない怪獣はゼットンより前から現れていて、そんな怪獣すら人は自力で倒せるようになりました。
もはやウルトラマンが守る必要はなく、言い方は悪いですが役立たずになってしまうかもしれません。それでも残りたかったのは完全にウルトラマンのワガママです。
弱い者を助けたいという善意ではなく、
「地球が好きだから」残りたい。
彼は神ではなく、好きだからいたいんだと思っていた1人の宇宙人なのです。
思えば「バラージの青い石」に、ウルトラマンをノアの神と崇拝する集団が出てきました。
この人達とムラマツ隊長との会話はどこかズレていて、逆説的にウルトラマンを神と捉える危うさ、みたいなものが描かれていたのかなあと思ったりします。
それを考えれば、ウルトラマンはやはり神ではなく、ただ地球と人が好きなだけの宇宙人なのです。
そんなウルトラマンがとても身近に感じられ、前よりもこの回が好きになりました。
そして、地球はウルトラマンに愛されていたのだという事実が、僕はとても嬉しかった。
毎日投稿やめます
質問箱との両立が予想以上に難しかったので、毎日投稿をやめたいと思います。
今まで長い間ありがとうございました